職場ごとに違う!?通関士の給料・年収

世界の流通を肌で感じられるような国際的な現場で仕事がしたいと思う人には、貿易関係の仕事はピッタリです。

なかでも様々な分野で活躍することのできる通関士の資格を取得すれば、仕事の現場で大きなアドバンテージとなることも多くなります。

通関士の資格はそれなりに難易度は高いのですが、きちんと計画的に合格に的を絞った勉強をしていけば決して手の届かない資格ではありません。

また国家資格でありながら、学歴や性別、国籍などを一切問わないので誰でも挑戦することができるのも魅力です。

働く分野によって給料や年収は異なる

通関士のスキルがあれば通関業界、流通業界、貿易業界など色々な分野で活躍することができるのですが、これから資格取得を目指す人が気になるのが給料や年収でしょう。

通関士は行政書士や司法書士、弁護士などほかの法律系の資格と異なり、独立開業して事務所を構えて仕事をすることは難しい資格です。

通関業界の企業や輸出入業務のある企業などに就職して会社員となり仕事をするケースが一般的なので、一概に年収は◯◯万円と言えないのが実状です。

企業の規模や給料形態によっても違ってくるので、「一般的なサラリーマンの年収にプラス通関士資格手当」と考えて下さい。

キャリアを積めば給料・収入アップも!

通関士の資格さえ取得すれば、独立開業して高収入!ということはない…と知ってがっかりする人にいるかも知れませんが、通関士の活躍の場は年々拡大しているということがこの資格を取得する大きなポイントなのです。

貿易大国・日本では輸入も輸出も無くなるということはありません。ますます色々な業界で海外との取引が必要とされるようになっている現状を考えると、将来的にも資格を取得していることを活かせる場が多くなります。

また通関士資格を取得することによって、会社内での自分のキャリアアップを計ることもできますし、現場の場数を踏めば踏むほど貴重な人材として給料や年収面でも優遇してもらえる可能性も広がります。

通関士の資格で年収アップを目指す方法の1番目は、通関業者において営業や経営企画職になることです。

通関士の資格が営業や経営企画職に活かせるというのは、どういうことかと申しますと、通関士は、モノの輸出入に関するあらゆる課題を解決できるスキルを持った唯一の専門家だからです。

通関士の仕事は、通関に関する書類作成や、チェックが中心なのは確かです。しかし、通関士にはもっと重要な仕事があります。税関が決定したことに対する異議申し立てを会社の代理人としてできるほか、財務大臣への審査を請求する際の代理人にもなれるのです。

今まで日本になかった商品が輸入されるケースが増えてきています。そんなときにどのような関税をかけたらよいかが問題になります。通関士は、こういった問題に関して、解決策を見出し、税関当局に認めさせることもできるのです。

こういった仕事を担えるのですから、通関士は、輸出入に関するコンサルタントとしての役割も当然、期待されるようになります。

この結果、通関士は、単に通関業務を行う事務職としてではなく、輸出入のノウハウを知り尽くしたコンサルティング能力を持った社員として営業や経営企画に配属されるのです。

営業や経営知識も必須!?

もちろん、営業や経営企画に配属され、通関士の資格で年収アップにつながるようになるには、営業や経営に関する知識やノウハウがなければなりません。

しかし、これらには“資格”といえるものがありません。人事部が営業や経営企画の配属を考える場合、通関士資格保有者とそうでない人とでは、資格保有者を優先するものです。

つまり、通関士の資格を保有しているほうが、営業や経営企画に配属される可能性は間違いなく高くなるのです。

通関業者に勤務されている方、あるいは、勤務しようとしている方は、通関実務をするためでなく、通関士の資格で年収アップにつなげる、つまり、営業や経営企画をする目的で通関士資格を取得するというお気持ちを持たれるのもよいのではないでしょうか。

安定して将来的に収入を得るには最適な資格と言えるでしょう。