通関士試験において独学で受験をするなら実務対策を徹底

通関士試験の独学受験生にありがちな失敗といえば、第一に「時間配分のミス」です。

時間をかけるべき科目とそうでない科目を見極め、対策が必要な科目にはしっかり時間を確保できるよう計画しておかなければ、通関士試験の独学受験生に合格などあり得ません。

しかしながら、独学というとどうしてもこのあたりの受験テクニック的な要素に気が付けていないケースを散見します。

苦手意識が芽生えがちな「通関実務」

市販のテキストを中心に学習を進めていく通関士試験独学受験生であれば、基本的にはテキストに出てくる順序でそれぞれの科目学習に着手することと思います。

具体的には【通関業法⇒関税法⇒通関実務】といった構成のテキストが大半ですから、皆さん例外なくこの流れにのっとった学習が進められることになります。

しかしながら、独学受験生の場合、上記の順序で学習を進めていくと最後の「通関実務」科目で時間切れになってしまうことが多々あります。

通関業法や関税法等の法令科目については、覚えれば覚えるだけ点数に直結しますから、真面目な受験生ほど時間をかけがちになります。

その結果、「通関実務」については対策が後手に回りがちになってしまうというわけです。

絶対的な学習時間が不足すれば、それに比例して学習量も伸びませんから、実力など身につくことはないでしょう。

もっとも、通関実務は「そもそも実務未経験者のためどう対策すれば良いかわからない」「範囲が幅広い」「年度によって難易度の差が大きい」
等の理由から、通関実務未経験の受験生は「どうせ対策してもムダ」といった印象が抱かれがちですから、潜在的に「この科目はあまり時間をかけても意味がない」と思い込んでいる可能性も否定はできませんが・・・。

つかみどころのない科目だからこそ、時間をかけて

とはいえ、通関士試験対策において「通関実務」への取り組みを諦めて良いはずはありません。

通関士試験では、それぞれの科目で6割以上の得点率を達成することが合格の条件となっていますから、「苦手科目は捨てる」と割り切ることができないのです。

確かに、通関士実務未経験の独学受験生にとっては取り組みにくい科目ではありますが、だからこそ早めに着手し、慣れ、この科目への抵抗をなくしておくことが必須であると言えます。

そのためには、法令科目と並行して、毎日少しずつでも実務対策を進めていけるのが理想です。