通関士試験と英語力の関係の真実とは

通関士の試験と、実務で必要な英語のスキルについて

通関士の試験では、通関業務全般に関係する問題ばかりが出されます。

ところで、通関士の業務では英語力や何らかの語学力が必要になるのではないか、と推理する人が毎年けっこういるようです。確かに、その読みは的外れではありませんね。実際に、英語は通関士の業務にしばしば出てくるからです。

それでは、通関士の試験をパスするには、高い英語力が必要でしょうか? その答えは単純明白に出せます。「ノー」ですね。
通関士の試験では、英語を含んだ問題が毎年出されています。しかしそれはたいした難易度ではありません。公立の中学校で学ばされたくらいの英語力を持っているなら、それでじゅうぶんなのです。ようするに必要な英単語をいくつか、過去問とテキストを土台にして暗記するだけでOKです。それ以上の読み書きの能力はいりませんし、英会話の能力が必要になることもありません。

10代のころに、学校での英語の勉強で苦しんだトラウマがあるなら、その苦い思い出が足を引っ張ってしまうことはあるかもしれません。しかし、英語の問題が大量に出てくることはありませんから、気に病む必要はないでしょう。

もちろん英語が大好きならそれに越したことはないですね。ただ試験においても、合格後に実際の業務をするにおいても、英語を活かす機会は期待できないですね。

※英語が大好きでそれを使いたいなら、通関業者や商社等で就職してから、通関士とはまた違った業務(たとえば英文事務や、海外に出向く業務等)を志したほうがよいかもしれません。

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