通関士試験の攻略法

通関士試験を攻略する上で、2つ実践してほしいことがあります。

種々の法律を、2つに分けて考えましょう。

通関士の試験科目には多様な法令問題があります。

しかしそれらはすべて、モノの輸出・輸入の通関を規制する法律ですので、当然ながら秩序立った体系になっています。

そして通関を通すためのルールとは、つまるところ

  • 「モノの流れを規制する」法律
  • モノに「税金」を掛けるための法律

この2つです。

ですから通関士の試験は、法律を「モノの流れ」と「関税」、この2つの視点で分けて考えるようにします。

そのような棲み分けを頭の中で整理しておくと、学習がとても容易になります。

具体的には、前者の「モノの流れを規制する法律」は、関税法、NACCS特例法、外為法のことです。

また「関税の法律」とは、関税法、関税定率法、NACCS特例法、関税暫定措置法です。

関税法とNACCS特例法が両方にまたがっていることに注意してください。

たとえば関税法は、「モノの流れ」の規制としては通関手続き等で機能しますし、関税面では課税物件を確定することなどに必要とされます。

まだ通関士の知識に触れていないみなさんを、管理人は、すでに混乱させてしまったかもしれません。

しかし通関士試験攻略のポイントは、上記のことが全体の7割、と言っても過言ではありません。

各法律の相互関係を、上記の視点でとらえながら書店の参考書を流し読みしてみてください。

その上で「これが学習しやすい!」と感じた参考書が、あなたが選ぶべき教材です。

独学で通関士の勉強をされる方は、特にこのことを意識しましょう。

試験勉強は、過去問中心で進めましょう

通関士の試験対策で重要なことのもう一つは、過去の試験問題を徹底的に解くということです。

通関士の試験では、重要ポイントは毎年、あるいは隔年で繰り返し出題されます。

もちろん同じ文章で設問がされるわけではなく、問題の論点を変えて出題されてはいますが、多くの問題は過去問題をしっかり押さえれば解ける問題なのです。

このことは通関士の勉強をする上で、通学、独学、通信講座のどれにも当てはまることです。

しかし上記に通関士を取り巻く法律の仕組みを概観しましたように、この基礎の知識を押さえた上で、問題演習に取り組むことが大切です。

しっかりした屋台骨をつくらないで、問題だけを解くのは無意味、徒労にしかなりません。

試験対策期間をかりに6か月としますと、テキストを3、過去問を7活用するくらいの感覚で学習を進めるとよいと思います。

このことは学習を進めるうちにお分かりになると思いますが、基礎力をつける間はテキストだけ、過去問に集中する期間は過去問だけを使うという風にはなりません。

結局最後まで、参考書と問題集を抱き合わせて勉強することにはなるのですが、比率は3対7。そのように把握しておくと、合理的に学習が進みます。