独学で合格するためのポイント

独学で通関士の試験を目指す方へ

通関士の試験対策には、独学ですと、6カ月~1年程度を予定に入れてください。
資格の専門学校でも例年10月上旬の本試験に合わせ、講座を4~5月(試験6カ月前)より開講している学校が多いです。

独学の効率性を考えますと、やはり通学生以上に勉強時間を確保することが欠かせないないと思います。
ご本人が学習に充てることのできる時間との相談にもなりますが、1回で合格できるよう、学習期間はなるべく長めに確保するようにしてください。

【用意する教材】

参考書(基本テキスト)と、レジュメ集、問題集の3つを揃えてください。

基本テキストお薦め

『通関士試験合格ハンドブック』(中央書院)
※広範囲な知識の習得が必要な「通関士」受験者のために、合格に必要な知識をおさめた定番テキストです。

『出る順通関士合格テキスト』(東京リーガルマインド)

レジュメ集とは

レジュメ集は、基本テキストのなかのポイントをまとめたものです。試験に出やすい個所をまとめていますので合理的な学習ができます。

レジュメ集は資格の専門学校等で販売しています。

一例として東京リーガルマインドをご紹介しておきますので参考にしてみてください。
LEC 学習センター

問題集お薦め

『通関士試験テーマ別問題集』(中央書院)
『出る順通関士セレクト本試験問題集』(東京リーガルマインド)

【学習のモデルプラン】

準備期間 2~3ヶ月

6か月の勉強期間ですと、本来4月からになるわけですが、その前の2か月くらいを、勉強する生活に慣れる準備期間に当てましょう。

通勤・通学の電車内で参考書を読んでみたり、毎日1時間でも机に向かうなどして、4月からは毎日勉強できる生活のリズムを作ります。

独学で通関士の勉強を目指す方は特に、学習リズムをまず作ってしまうよう心掛けましょう。

基本テキストを中心に、予備知識を深めます。暗記を急ぐよりも、参考書を繰り返し読み、全体の流れを押さえながら「理解」をすることが大切です。

またひとつの単元を学習したら、そこに該当する過去問を読んでみることも効果的です。

この期間まだ問題は解ける必要はありませんが、「テキストの内容がどのように質問されるのか」感触を掴んでおくことは大切です。

問題を読んだあとですと、テキストのどの部分が重要かもわかりやすくなります。
です。

基礎学習期間 4月~6月

基本テキストを中心に、「理解」に重点を置いた学習期間です。この期間は暗記をしようとするのではなく、参考書を読み内容の理解に努めます。

またひとつのテーマを学習したらテーマ別の問題を解く演習をするのも効果的です。

この期間にはまだ問題は解ける必要はありません。解けないながらもその曖昧さを持って参考書へ戻ると、重要点がはっきりして、一層テキストの理解が進むという効果があります。

逆説的に思えるかもしれませんが、基礎知識を整理するために問題演習が役立つのです。

応用期 7月~8月

問題集を中心にして、アウトプットを意識した勉強に入ります。申告書の練習も行い、慣れるようにしましょう。

またこの時期になると、得意・不得意なところがだんだん解ってくるようになります。

苦手分野を整理して、徹底的につぶすよう克服するのもこの時期です。

通関士の試験では全科目60%以上の得点が合格基準ですので、不得意科目こそ集中的に勉強するようにしてください。

直前期 9月~試験前

総仕上げの時期です。この期間の勉強法は、その方によります。

いままで解いてきた問題集を、苦手な部分だけおさらいするのもよいですし、基本テキストをもう一度熟読するのもよいでしょう。

管理人は問題集派でしたが、この時期何をやる必要があるか(何が足りないか)は本人しかわかりません。

ただひとつだけ言えることは、直前模擬試験以外は、この時期は新しいことに手を広げないことです。

半年間がんばってきたことを信じ、弱いと思えるところを繰り返し、補うようにしてください。

独学で通関士の勉強をする人は、周りに仲間もいなくて心細い思いもするかもしれませんが、自分を信じることが大切です。